低所得経済力なしでも子供の学力は伸ばすことができるのか?

所得と子供の学力は比例する?経済力なしでも子供を伸ばす方法とは?

低所得経済力なしでも子供の学力は伸ばすことができるのか?

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子供が生まれたけど、うちは低所得だから
子供にきちんとした学力をつけさせることが
できるかどうか・・

という一抹の不安を抱えるご家庭は多いのではないでしょうか。

確かに収入と子供の学力は比例する傾向があり、
子供のためには収入は高い方が好ましいのは事実です。

これを不公平だ、子供に罪はない
などと叫んでみたところで
まだまだ社会で子供を育てるという意識の低い、
今の日本ではどうしようもありません。

だとしたら、子供のために低所得の親はがんばって
高所得を目指すしかないのでしょうか。

この問題を考えるためにはまず
所得と子供の学力の比例関係はなぜ生じるのか
を考える必要があります。

一般的には高所得であれば塾や私立中学などのエリート教育を
受けさせることができるけど低所得だとそれができないことが原因と
考えられていると思います。

しかしこの理論には
お金で教育は買えるかもしれないけど、
子供のやる気がなければどうしようもない
という大前提があります。

つまり塾や学校という目に見える教育以前に
子供にそれを受け入れる土壌が備わっているか
が重要だということ。

それの証拠にいくら塾に通わせても伸びない子は
まったく伸びません。

ではそのために必要なものは何なのか。

それは子供の幼少期の環境です。

というのは、文科省の調査によると

・家庭で本や新聞を読む習慣を身に付けている子
・幼い頃に親から本の読み聞かせをしてもらっていた子
・普段からよく親と対話のできている子

は親の所得に関係なく学力が高いという統計があります。

経済力でなくこのような環境つくりに対する
親の日常からの意識こそが
子供の学力が育つ土壌を育てており、
高所得の親ほどそれが自然にできているから
その子供も学力が高い、というわけです。

反対に、低所得の親は子供に無関心なことが多く、
子供の前でもテレビばかり見ているということが
多いようです。

ですから、経済力そのものはあなたが思っているほど
関係ありません

全てはあなたの意識しだいです。

子供とよく会話をし、本を読み聞かせ、
あなたが見本となっていろんなことに
興味を持つようにしましょう。

そのうえで、
将来的な金銭面がどうしても不安だ、
という人は今から少額でもコツコツと貯蓄を
始めてください。

元本以上が保証されており、
強制的な積み立て手段である
学資保険もひとつの手段です。

生まれた子供のために検討してみることを
お勧めします。

子供の学力=遺伝は本当か?

子供の育て方は幼少期の環境が重要ですが、
やはり気になるのが遺伝の問題

子供の能力に遺伝がどれほど関わっているか
まだはっきりとわからないことが多いですが、
遺伝は一定の割合で関係しているのは
疑いがないようです。

しかし0歳のころから英語に触れさせていると
ほぼ確実にバイリンガルに育つと言われるように
小さい子供の持つ可能性もまた計り知れないものが
あります。

ですから、先天的なものと後天的なものが
どれだけの割合で子供の能力を形成していくのか
についてはほとんど分からないというのが現実です。

親に才能がないからといって子供もダメ
なんてことは全然ないですし、その逆もしかり。

自分たち親の能力に決して悲観せず、
子供を信じてあげてください

子供は必ず親の愛情に応えてくれるものですから。

子供の学力を伸ばすのに教育ママは是か非か?

いつの世もいる教育ママ。

そもそも母親が教育ママになってしまうのは
なぜなのでしょうか。

その原因は、子供が

・自発的に勉強しないケース
・勉強するけれど過保護なケース

があるように思いますが
特に問題なのは後者のケースです。

過保護は子供の自立心をそぎ、
自分で考える癖をなくします

子供は大きくなるにつれ、
自分で考えるようになり、、
徐々に大人になっていきます。

そこに成績がすべてと言わんばかりに
過剰に子供に介入することは子供の自立する機会
をなくしてしまいます。

悪い成績を持って帰ることも
子供の重要な経験です。

ガミガミ言っても子供に嫌悪感を
持たれるだけ。

親と子供の信頼関係さえしっかり
構築できていれば
「次はがんばりなさいね」
の一言で十分子供はわかってくれます。

そのためにも幼少期からの子供との
関係をしっかり築いていってください。